国内生保10社上期業績、不払い問題で低迷
国内大手10社と外資系3社を合わせた主要生命保険13社の2007年9月(上半期)業績報告が11月26日に出そろった。売上高に当たる保険料収入は、国内勢10社で合計約8兆8千億円と前年同期比2・4%の減収となった。本業のもうけを示す基礎利益も4・0%減と低調だった。保険金不払い問題への対応に力を入れたため、調査費用がかさんだり、顧客を増やせなかった生命保険会社が目立った。
不払い問題は営業面にも影響、新規契約の「年換算保険料」(保険料を一年当たりに直した金額)も、ほぼ全社で減少した。国内10社のうち、最大手の日本生命や第一生命など7社は、減少率が2ケタにも上った。
ただし朝日生命は昨年下半期に投入した商品が好調だったため、年換算保険料は増加。ソニー生命は「もともとコンサルティングに力を入れているので顧客と密接に連絡しており、不払い問題の影響が少なかった」として、小幅な減少にとどまった。悪質な不払いが最初に発覚して不振が続いていた明治安田生命は、保険料収入が増加に転じ、住友生命を抜き返して業界三位を回復した。
一方、好調な企業業績を背景に保有株式の配当金収入が増えるなど、資産運用はおおむね好調だったようだ。金融機関を揺るがしている米サブプライム住宅ローンに関連した投資はほとんどなく、影響を受けた社はなかった。このため、契約者に約束した利回りを実際の運用利回りが下回る逆ざやの額は大幅に減少した。
外資系では、アリコジャパンは個人年金保険が減少し、年換算保険料が24・5%の大幅減。アフラックは主力のがん保険を順調に伸ばした。
情報元:生命保険見直し
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